綿屋の雄町は旨かばい!

店主なるきち

2011年09月16日 12:58

1859年(安政6年)、備前国上道郡高島村雄町(現在の岡山市中区雄町)の岸本甚造が
伯耆大山参拝の帰路で珍しい品種の米を発見した。
さっそく二穂を譲り受け雄町に持ち帰って栽培し、
1866年(慶應2年)にこの新種に「二本草」と名付けた。
その後、雄町に良い酒米があるとのうわさが広まり、
分けて欲しいという希望者が殺到した。
岡山県南部をはじめ当地一帯で栽培されるようになり、
米の名前もいつしか雄町の名をとり「雄町米」と呼ばれるようになった。


このような歴史を持つ雄町ですが、一時は長桿ゆえに栽培が難しく
絶滅の危険がありました。
しかし、岡山県の酒蔵が復活させて今のように再び雄町米を使う蔵が
増えています。

ただし、かっては山田錦や強力と同様に球状芯白だった雄町ですが、
今は線状芯白に変わっているために、昔のようなボリュームは少なく、
また、雄町は芯白が大きくて柔らかく独特の形状をしているので、
高精白ができないために大吟醸には使われることは少ないようです。

そんな雄町ですが、それでもファンが多いお米で、
雄町米を使う御蔵さんも増えてきました。
特に雄町米の魅力を存分に楽しめる純米酒は最高です。

そんな中、酒庫なりよしがおすすめするのはこのお酒。


・綿屋 純米原酒 雄町60% 1,8L 3,465円

雄町のお酒って甘いイメージをお持ち方はいらっしゃいませんか?
もちろん雄町の特徴に甘みもありますが、
味のふくらみとボリュームが雄町の魅力。
綿屋さんの純米原酒 雄町60%は、ダイレクトに雄町の旨さが楽しめる!
そんな一本です。

umazake Saves The Earth
地図はこちら

関連記事